磯淵猛の紅茶の話 世界の紅茶店

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磯淵猛の磯淵猛の紅茶の話
大人の味・オータムナル

春の一番茶から摘みはじめて、初夏の二番茶、そして、今年の最後にもう一度摘むのを秋摘みの紅茶、オータムナルという。

全てが機械化されている時代に、「まさか」と思われるかもしれないが、紅茶の葉は全て手摘みされている。特にダージリン茶は厳格なまでに摘み方が決まっていて、一本の茎に芽と二枚の新葉が着いた状態で取る。一芯二葉という方法だ。

二枚目の葉の下にはまた茎が数センチあって、そこにマザーリーフという大きめの葉がある。茶葉を摘む場合は、このマザーリーフの付け根の部分から取ることが決められていて、もし茎を残して摘んでしまうと、マザーリーフの付け根の部分から生まれてくる次の芽に栄養が届かず、成長が遅れてしまうのだ。

マザーリーフ、お母さんの葉だから子供を生む。ダージリンは、春先から秋まで年に三回、多くても四回しか赤ん坊のリーフが生まれず、その回数しか茶摘みができない、それが一番茶、二番茶、三番茶、またはオータムナルとなるのだ。これが熱帯の国スリランカとなるとまた話は変って、マザーリーフが生む葉の成長が早く、三週間ごとに摘める状態まで伸びてくる。従って 、一番茶、二番茶などと呼んでいる暇がなく、一本の樹で年に十回くらいは茶摘みができてしまう。

ダージリンは二番茶の茶摘みが終ると、朝夕はもう冷たい風が流れはじめ、マザーリーフは最後の力をふりしぼって赤ちゃんリーフを育てる。これが成長すれば来年の春までは休めるのだ。

紅茶となって仕上ったオータムナルは、刺激的な強い渋みを持ち、香りは緑っぽい草の香りに、プラムを添えたような甘い匂いだ。水色も、一番、二番茶のどれよりもしっかりした、赤味がかった橙色にはいる。

「成熟したダージリン」と言えばぴったりだろうか。重みと深みを備えている。

特徴のある黄味がかった芽もたくさん含まれていて、強い渋味を少しマイルドな風味に変え、とろりとした食感も作り出している。

大人が飲むダージリンと言ったところだろうか。このキャラクターを理解するために、ゆっくり口に含んで渋味を味わってやるのもいい。さっぱりした低温殺菌牛乳をたっぷり入れて融合させ、それでも残る強い香りと味を堪能するのもまたいい。

ブラックティーなら、しっとりとリキュールの利いたパウンドケーキを食べながら。

もし、ミルクティーなら、このケーキにホイップドクリームでもたっぷり添えて合わせてみるのもいい。

ヒマラヤから降りてきた一番の秋風で育った紅茶、何よりネーミングがいい。一番でも二番でも、そして、最後でもない。「オータムナル」。何かしら秋の夜長にぬるくなるまで側に置いておきたくなる。

 

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